ありきたりな言葉たちの行く末。

僕の言葉は誰にたどり着くのか。

気づいたら30代半ば。
いつからか身に着けた心を気にしない生活のおかげで
時間をつぶしてここまで来れた。来てしまった。


僕は時間をつぶしたいわけではない。
ただつぶすだけの時間なら無い方が良い。


そう思うということは、
いつか意味のある明日のために
今をつぶしていると、
きっとそう考えているのだろう。


でも、そんな明日くるのかな。


まだ僕の心は整理がつかない。


もう20年経った。いや、始まりからは30年か。
あと30年経っても整理がつかず
心に蓋をしたまま過ごしたら
多分その先に意味のある明日なんて来ない。


この、憧れと幻想と、現実とのギャップは何だ。
受け入れて、受け入れろ。現実は変わらない。


きっとその先にも僕の心、
僕の心を溶き明かす未来なんてない。


僕が設けた、僕へのタイムリミットは35歳。
それを過ぎればきっと、このまま、
心に蓋をしたまま消えていくだけになる。


この世に、残るために進化してきたはずなのに
残るために進化したナマモノが残ってきたはずなのに
この心があると、僕というナマモノは世界に残れないのでは。

何故、このナマモノは心なんてものを発明したのか、
それがわかる日は来るのだろうか。