ありきたりな言葉たちの行く末。

僕の言葉は誰にたどり着くのか。

境界を決めるのは

俺と俺以外を分けるのは
その境界を決めるのは俺自身だ


俺の手が『俺の』手であり得るのは俺の意志通りに手が動いているからだ
それが分かるには『俺の』意志を認識し、俺の手の動きもまた、認識する必要がある


『俺の意志』だ
果たして意志などというものが存在するかもわからないが
俺は『俺の意志』を確かに認識させられていて、俺以外の誰も『俺の意志』は認識できない


『俺の手』がもし確かに在るならばそれを決められるのは俺だけなのだろう